囚われの森のアリス

新しいお話です。嘘です。

私は、不思議の国のアリスの世界観が大好きで、小学生か中学生の美術で、絵本の挿絵を描くことがあって、迷わずアリスを選びました。
で、描いた絵が木の上にいるチェシャ猫とアリス。あの不気味なチェシャ猫が描きたくてしかたなかった。
やっぱり私ってちょっとセレクトが違うらしい…

もっと有名なシーンがあるのにね。


で、表題の件。

実は、いけ花第4弾のハナシ。映画ではなく。映画は絶対見るけど。
(アリス好きだし、ああいう個性が強いジョニーデップ大好き。
シザーハンズとかチャーリーとチョコレート工場とかパイレーツオブカリビアンとか。そーいえば日曜のパーティに来ていた美容師さん、髪型がシザーハンズエドワードだった!!)


コチラ。

今回のお題は 『調和_Harmony』
先生は枯れた極楽鳥花をシルバーにペイントしたものと、和紙をメインにいけて、それにオレンジのバラをアクセントにいけていました。

私の手元に届いた花は、白い枝(すみません、種類がよくわからず)
と淡いピンクのバラ3本。

さーて、どうしましょうか…と考えて、まず先生と同じに花以外のものをいけようと、白い枝を切り、挿す、切り、挿す。
次に、バラを。


このバラの水揚げ方法、以前の授業では、水切りした後に切り口を叩いて繊維状にすると言われましたが、今回は別の水揚げ方法。
水切りしてその後熱湯につけ(切り口を火で炙ってもいいそう)で、
バケツの中へ。

届いたとき今にも死にそうで、首が下を向いて、触ったら花が全部落ちてしまいそうだった3本のバラが、見事キレイに復活しました。
めちゃくちゃ感動。バラは手がかかるお花で過酷な状況で水を吸い上げるそうです。


で、異素材として何を組み合わせるか…と部屋全体を見渡し、布をボックスから引っ張り出すか否か、考えているところに、編み手ひもを作ろうと裁断してあった6本の黒の革ひもが発見!!
編むために端をミシンで留めてありましたが、上手くすればそこは隠せる!!
黒革ひもを白い枝達にくるぐるくるくるぐるぐる…
で、足元にピンクのバラをいけましたが、つまらない。


白枝+黒革+ピンク薔薇…白レース!!
と思い、大量の布ボックスから白レースを2種類取り出して、同じく
ぐるぐるくるぐるくるくる…


そしたら、違う言い方したら、ゴスロリみたいだけど、
私の中でアリスっぽい、カワイイんだけど毒がある、みたいな
世界観になったかなーと思い、表題のような題名をつけました。