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鏡開き
新月の前日


新年早々、友人に誘われこのライブに行ってきました。


KNOB(ノブ)〜 2013年地球の音〜


友人が昨年の年明け開催したアボリジニ・ヒーリング&ヨガのワークショップ
その時にいらっしゃったディジュリドゥ奏者のKNOBさん。
ディジュの音は、耳からというより地から体に伝わる振動のようなもの。
そして、言葉と魂が乗ったもの。
というイメージ。
KNOBさん


――――ディジュリドゥとは、オーストラリアアボリジニーの伝統的な楽器で、シロアリに食われて筒状になったユーカリの木から作られています。
音を出す方法は、管の一端に口を当てて唇の振動などを利用するもので、金管楽器にも似ているようですが、その複雑な演奏方法は他に類を見ないそう。「世界最古の管楽器」の一つではないかと言われ、主に宗教儀式やヒーリングのために演奏していたと考えられています。――――


ディジュの音には感動しっぱなしだったので、今回の友人のお誘いにぜひ行きたいと!この日に、この場所に来られたことには意味があったんだと、実感しました。


「感動」と一言で片づけたくない時間でして。
強く、まっすぐなパワーで、でもすごく優しくて暖かい。初めの曲から圧倒されて泣いてしまいました。


ピアノ、パーカッションの音とのコラボレーション。途中、尺八とのコラボレーション。
聞いていると、自分の、いろんな余分なものが落ちていく感じ。とても素晴らしかった。


第二部のはじめの、「大祓祝詞之響」。
言葉って、すごくパワーがある。
私も、絵や色だけでなく、言葉からデザインをイメージすることもあります。
言葉それぞれに意味があるけど、発する時の音や空気で、与える影響ってすごく大きい。


アンコールの前のKNOBさんのお話に、とても感動してしまい、また思わず泣いてしまいました。
「生かされていることに感謝する。」
私も、今ここにいて、ものを作ることで生かされていることに、1分1秒、感謝をしながらいきたい。アンコールの曲も、KNOBさんの想いや力がディジュの音になって出てきているようで、とても素晴らしかったです。


終わった後、言いようのない感情の昂りで、涙目のまま友人と「すごい!!」を連発(笑)
本当にすごかった…


多分、ちょっと前の私だったら、あまりのパワーに、きちんと聴いていられなかったと思います。
でも、今回このライブに来れたってこと、あのパワーを正面から受け取れたこと。もうちょっとしたら、私自身もっと上のステージに行けるんじゃないかなぁ。


一緒に行った友人は、迷い尻込みする私に、時には強く、厳しく、でも優しく助言をくれる人。彼女と今回このライブに行けたことにも意味があるのだと思います。
私は、自身が感覚の人間なのにもかかわらず、何事も嫌というくらい悩み、考え、そして立ち止まることが多々あります。
でも、彼女や、たくさんの人に教えられ、自分の直感を少しずつ信じ、感覚を研ぎ澄ますことを学びました。


今回のライブで受けたものも、言葉ではまだうまく表現できませんが、私の感覚はそれをとらえ、飲み込み、反芻し…いろんな形で表現できればいいなと思います。




待ち合わせの時に、思わず買った本。もともとずっと欲しいものリストに入っていたものですが、「今日買いたい!」って思って。そんな衝動も、今回のライブとのつながりがあるんだと思います。