スキ・キライ

食べ物の好き嫌いは、今とはちょっと違ったりしますよね。


私は、食の好みも、そこから作られる体格も、子どもの頃と今とはかなり違います。
小さい頃は痩せていて骨も細くてガリガリでちびっこ。
かろうじて背の順で1番前にはなりませんでしたが、前から2番目を死守。


ガリガリチビなのに、大好きだったのはとにかくお肉。
料理の中のお肉ばかり拾って食べていたので、よく両親に怒られていました。
父からつけられたあだ名が「肉食」っていうくらい(笑)
今は逆に、お肉はあまり食べられなくなりました。
お肉を食べると必ず次の日体が重くてダルくなってしまうんです。


野菜を食べない子どもの私に、悪戦苦闘した母が作ったのが、野菜ジュース。
毎朝飲まされたそのジュースは、
ジューサーで野菜1種類をそのままジュースにし、はちみつを入れただけ。
飲みやすくするためにフルーツを入れたりしていませんので、野菜嫌いに拍車がかかるくらい、野菜の味と香りが残ったものでした。
ほうれん草とかキャベツなんて、そのまま食べたほうが何倍も美味しかったのに!と、今なら思えます。
そんな今は、野菜ばかり食べています。


あと、苦手はだったのは、お魚。
子どもの頃は生臭いのが大嫌いで、食べたのは秋刀魚と鯵の開きぐらいなのですが、いまは基本なんでも来い!です。


痩せていて骨も細くてガリガリでちびっこで弱かった体は、全体的にお肉がつき、カルシウムを取らされまくったおかげで、骨や歯は普通の人より太く強く丈夫になり、背もある程度伸びてちびっこではなくなりました。


人って、成長の過程でどんどん変わっていきますよね。
好みも、体も。
もちろん、考え方や夢や生活も。


でも、その変化って
「変わらなきゃ」って無理した時には変われなくて。
変わることが必要な時に、気づいたらいつのまにか変わっているもののような気がします。


変わることは必然。
変わった自分を実感するタイミングは突然。
好き嫌いが変わるのも、突然。


先日、小さいころから大嫌いと豪語していたセロリが
「あれ?そんなに嫌じゃない??」って思えた瞬間があって。
また1つ、私が変わったことを知った瞬間。



って、今日の夕ゴハンでまた鯖の骨が喉につかえた!!
まったく...
自分でもあきれる。
そこは、もう変わろうよ(笑)