ふるふるスル、心

私は、30歳になるまで、自分自身のことをよく知らずに来ました。
自分自身が、なーんにも持ってない、ただのつまらない人だと。
自分の特技とか良さとか、胸張って言える事など、何もなかったんです。
それは、「こうなりたい!」っていう理想が高くて、
だからこそ「私にはできない...」っていう諦めもあって。


だたの人。


そんな大それたことができるわけではない。
でも、30過ぎて、がむしゃらに頑張ってきた会社を辞めた後、
自分自身をきちんと理解しようと思いました。


それは、「私にしかできないことが、きっとあるはず」と、思えるようになったから。


それを、気づかせてくれる人、教えてくれる人、導いてくれる人、もっと世界を広げてくれる人。
私の良さを、理解して寄り添ってくれる大切な人たちに出会って、
今があります。


それでも、けっこう立ち止まる。
後ろに進むことはもうないし、これが私にしかできないことだと思う気持ちは揺るがないのですが。


なので、いま、私自身の内面のメンテナンスをしてもらっています。
でも、答えを導き出すガイドをしてもらっているだけで、
答えを出すのは自分自身です。


私は、感受性が強いからこそ、が影響して、ちょっと体がしんどいことがあります。
今まで自分ではよくわかっておらず、自分が「弱いから」という言葉で片付けて、しきりに強くなりたいと願っていたのですが。
意味もなく偏頭痛とか、意味もなく左の肩甲骨の辺りが痛かったりとか、胃がきりきり傷んだりとか、いろいろ。


それって、私が自分の感情を押し込めてる時に起こりがちなんだって、その方がシェアされていた記事に教えてもらって。
本当の自然な自分に抵抗している、っていうね。
後は、縁とか、つながりとか、
自分の心を無理に大人な枠に押し込めて、
納得させなくていいんだよっていうメッセージをいただいて、
私の中で全部つながって、心がふるふるしました。
感動、とちょっと違う。震える、っていうなんか固い言葉も違う。
わかったことが嬉しくて、わかってもらえたことが嬉しくて、
心が小刻みに揺れてるカンジ、かなぁ。
ふるふるして、涙が雫みたいに落ちました。


ワガママ言っちゃいけない、とか
我慢しなきゃ、とか
いい大人だから、世間体というか、世の中に順応しなきゃいけないっていう考えが
私の心は苦しい時があるらしくて。


だから、そういう時は、きちんと心と体と、向き合って対話します。
その前から対話する方法は教えてもらっていたこともあり
私の、物事に対してあまり先入観なく入りがちなとことか
いろいろ影響してか、新しいやり方も思ったよりすんなり入れて。


サポートしてくれる方は信頼できる人なので、
何も考えずに始めたのですが、
後から調べたら、これって臨床心理学の技法の1つみたいです。
ま、直感を使うようになってから今は結構な右脳人間みたいで、
以前にも増して理論的に細かいこと言われても頭に入らないし、
難しい文言をくどくど読むより、私は実践しながら感じた方が早いのでいいんですけどね。



会社を辞めて、いろいろお世話になった恩師には、
心の奥まで、何でも話せる人が今までいなかったことを、指摘されたことがありました。
本当の本当の自分は、自分の中だけで胸にしまったまま。
だから、人と本心で打ち解けるってことがよくわからないで大人になっているんです。


でも、いま私を助け、支えてくれる人たちの中には、
私は何にも話してないのにわかってくれる人たちがいて
何にも相談していないのに、ヒントをくれる会話をしてくれたりとか、
答えを教えてくれる記事をシェアしてたりとか。
それは、みんなが私を思って話したり、書いたりしている訳ではないのですが。
同じタイミングで、似たようなことを考える状況にいるっていうことですかね。


そういう絶妙なタイミングで、心がふるふるして、
いつも救い出してもらいます。


いつか、私も誰かをそうやって救い出してあげられるように
なれたらいいな。