“ 愛 ”っていうと恥ずかしいけど...

9月30日。
3年10か月ほど働かせてもらった平日のお仕事が、終了しました。


縁って、不思議です。
IT業界なんて無縁だと思っていたのに、
「あ、面白そうなことしている会社だな」
って、それだけで踏み込んでました。


なーんにも知らない私に、仕事で必要なことはすべて教えてもらいました。
時には
笑顔なのに、厳しい言葉でダメ出し
面白いと思った仕事は、ふざけているように見られても、全力で
たびたび脱線するディスカッションの中から、面白いことが見つかり
理解できず半ギレしたときには、
私がわかりやすく、やりやすい土台をつくってくれて


社会人になって十数年
初めて今まで人に見せたことない扉を、開けてもらえました
初めて取り組んだ何かを作るという仕事。
それも、一切知識のない、webやライティングの分野。
何も知らないんだから、プライドなんて持ってても意味がないと思って。


Facebookへの登場はもちろん、PVへの出演や、Ustream配信イベントの司会、
webへのモデル出演。
この歳になって初めて全身タイツ着たし、全力坂とか、青汁飲んだり、
変顔なんてしょっちゅう。
写真を撮られることだって、大嫌いだったのに。
今まで恥ずかしくてやろうとも思わなかったことも
みんなにに笑ってもらえることが嬉しくて。
自分も、全力で笑えることが嬉しくて。


実際は、私の声は大きくて通るらしくて
どこにいてもうるさくて(笑)
社内全員に迷惑をかけたし、
私のしている仕事は、
覚えてしまえば誰でもできると思っていたし、
私がいなくても、会社は問題なく回ると思っていた。


でも、いざ辞めなきゃってなった時に、
みんなの反応が、私の予想と違っていて。


え...?



楽しく仕事ができる、いい空気を作ってくれたとか
この子、覚えるの早いんですよとか
私の代わりはなかなか見つからないとか
また戻ってくればいいとか


私、すごい仕事何もしていないのに
ただただ、大声で笑っているばっかりだったのに
それでも、
地道にコツコツやった仕事は評価してもらえていて
必要とされていた。


送別会には、
異動された方や退社された方まで来ていただいて、同窓会みたいで。


社内のウクレレ部の演奏から、ソロウクレレの演奏
しまいには以前結成したバンドの上司と同僚が、機材のセッティングを始め...
このメンツなら、やっぱりボーカルは本人がやらなきゃねって言われ
以前やった曲かと思ったら、渡された歌詞は私の大好きな曲。
私が好きな曲をと、1週間前に話が出て、合わせたのは送別会前の15分だけだって。
「やっぱここまでやらなくちゃね。」って言うの。
めちゃくちゃカッコよかった...
楽器だけじゃなくて、アンプやエフェクターまで、
仕事なのに重い荷物を持ってきてくれて、
個別練習はもちろん、打ち込みまで作ってきてくれて。
全員からのメッセージリボンには、泣ける言葉がたくさん。


自分で言うのもなんですが、失礼かとも思いますが、
私も、何度か送る側でいろいろしてきましたが、
自分が送られる送別会がイチバンだと思いました(笑)


送別会してもらったのに、最終日にはランチ会を企画してくれて
終業時間には、会議中のみなさんがわざわざ会議を抜けてきて、何かと思ったらセレモニー的なものがあり。


みんなの写真のスライドと、おっきな花束を。


スライドで流れたAIの"ハピネス"
私が大口開けて笑っている写真の隣に
「君が笑えば この世界中に
もっと もっと 幸せが広がる
君が笑えば すべてがよくなる
この手で その手で つながる」
って、書いてあった。


最後の最後に、残っている人で飲みに行こう!って。
実はその、21時過ぎという遅い時間に
社内の半数以上の人が偶然残っていて
その全員が、一緒に飲みに行ってくれたという...


どこまで、私、愛されてたんだ...ってね(笑)


たくさんの愛情を感じて。
“愛”って言葉は、照れくさいけど
でも、ここまで表現してくれたみなさんの
“愛”が、痛いくらいに感じられて
ただただ、嬉しくて。
感動して。
感謝、としか言いようがなくて。


「ああ、私、めちゃくちゃいい仲間を持った!!!!!」
って思って。
幸せだなーって。
幸せすぎて、最後の最後まで大笑いしてました。


たくさんの“愛”を
ありがとうございました。